1月30日

9時になったらもういいかなと思って、前にお世話になったNさんの友達のKさんと言う方に連絡した。Nさんは旦那さんがこちらで広告会社を経営していて、息子さんはチュラロンコーン大学生のものすごい美男子だった。チュラ大というのは、バンコクにある東大みたいなものだ。イタリアンでランチして、3時間もエステをして、ジム・トンプソンのアウトレットに連れて行ってもらったりして、バッグパッカーの私はバンコクにこんな優雅な生活があるとはと驚愕したのだった。そのNさんもすでに東京へ帰られたという。

そのまたご友人のKさんと、MRTに4つ乗ってBTSに乗り換えて1つのファランボーン駅で待ち合わせした。とても要領の良い教え方なのでいけると思う。

伺った話では、Kさんは関西出身で、旦那さんは建設会社のオーナー。彼はバンコクで生まれたそうだ。戦後にご両親がこっちに来て仕事を始めたそうだ。

旦那さんは日本で勉強したのでその時知り合って、こっちに来てもう30年以上いるという。娘さんと息子さんが高校も大学も東京、ご自分の親も東京で行ったり来たり。でも旦那さんのお母さんにしてみれば、もう60年以上住んでいるので、バンコクを離れる気はないらしい。

私が650 バーツの宿にいるって聞いたらのけぞっていた。朝は35バーツ出街角の麺屋で食べたと聞いても驚いていた。その屋台もすごくきれいなお姉さんとおばあちゃんと2人でやっていてすごく親切でおいしかった。

「私はそういうところには行ったことがないからほんとにバンコクの狭い社会での中で生きてるだけなのよ」とKさんは言った。「特にボランティアとか何か社会的文化的な仕事してるわけじゃないし」。

チェンマイの奥地のラフ族の話をしたら、「ほんとにそういう話を聞いてびっくりするわ」という。正直な方だ。それでこれからお友達と一緒にご飯を食べましょうよと言うので、エンポリアムの下のホテルで待ち合わせした。この辺は駐在員や日本人在住者の多いところ。その中の1人はこのホテルの最上階にお住いだとか。3回目の駐在というSさんはマッサージも好きだし、ジムトンプソンの家でボランティアガイドをしていていろんな情報を教えてもらった。それからもう1人は小柄で綺麗な人で猫が病気になったので心配をしていた。もう1人は艶やかで、大柄で優しかった。

皆の服はカジュアルだけど、どっかに光物のベルトとか指輪とか銀色の靴とか履いていて、おしゃれでバックはみんなプラダとかヴュトンとかブランド品を持っていた。せっかく日本人が来たんだからと言って、ちょっとおしゃれな郊外の1軒家のタイ料理に連れてってもらった。割ったら300 バーツだからそんな高くはなかった。1000円位。適当にいろんなもの頼んでもらったけど全ておいしかった。特に憧れの茄子のたたきが食べられた。私はスイカジュースを飲んだ。そこに来ているタイ人は裕福そうで、みんな尊敬されていた国王の死を悼んで黒い服を着ていた。

バンコクは暑いが、クーラーが寒いのでみんな席につくとさっさとカーディガンとか羽織るものを取り出す。さすがに長いだけのことはある。私だけ寒かった。観光客は何色を着てもいいそうだ。または黒い喪章をつける。王妃も体調が悪い。来月行われる葬式には退位したがってる、高齢な天皇皇后の見えるという。確かにタイと日本の皇室には長い友好の歴史があった。次の王様のことについては皆あまり話さない。

みなさん、しっかりした甲斐性のある夫を持ち、異国でこういう風に日常を生きていく人達もいるんだなぁと感慨深かった。皆さん親切で韓国エステの店を予約してくれて、3時まで時間があり、ショッピングも興味ないし、別の足裏マッサージの家に時間つぶしに入ったけど、ここは300もとった割にほんとやる気のない女性が何かいやいやもんでる感じで良くなかった。

その後行ったところは1000バーツでものすごくいろんなことをしてくれた。顔に様々なクリームを塗ってほっとく間に足を揉んだり、腰を揉んだり背中を揉んだりするんでもう1時間半でくたくたになった。お茶も出してくれて韓国人のマダムもとても感じがよく、英語も上手でまた来たくなるような店だった。

帰りにダブルダブルツリーのホテルを抜けると、今度はヒルトンに繋がってて、ヒルトンを抜けたらもうエンポリアムがあって、そこから駅に直結してた。でもこんなビル街はあまり興味がない。国王の喪に服してる割には、中国の春節なので真っ赤な飾りがいっぱい付いている。駅はすごく簡素な作りで、暑いから風が吹き抜けて日本みたいに閉鎖的じゃない。BTSは窓口は両替だけであとは機械でコインで買えという。間違って15ですむところを31も払って16 バーツ損してしまった。

駅からまたバイクに乗ってゲストハウスまで帰ったけど、夕方でものすごく渋滞しているところをすり抜けすり抜けていくので、私は何度も隣の車に足を擦りそうになった。少し休んで、近くのイサーン料理の小さな店に行く。表に素焼きのポットが並んでいる。すき焼きと言われたけど、これはどう見てもしゃぶしゃぶ。とてもおいしい。家でもやってみたいが、このみかんの葉っぱとレモングラスと生姜のような香草がないとこんな味は出ない。白菜、空芯菜、春雨、鶏肉も豚肉も牛肉も、さらにイカとエビも入っていても盛りだくさん。東京のコカレストランなら3000円コース。全部卵で絡めてあるので、それを入れると卵がぶくぶくと固まってなかなかおいしい。スープも飲みほしたらお腹いっぱいになった。これとビールで210 バーツ、700円くらい。