1月31日

ホテルに帰って、浅田次郎の文庫本を読みながら9時には寝てしまった。夜中に起きてまた2章ぐらい読んで、起きたら8時だった。それで昨日のKさんにお礼の電話をしたところよかったら今日も来ませんかと言うことになり、11時ぐらいに家を訪ねることになった。習字の自習教室をやっているらしい。11時ごろに豪華な名前のマンションに行きました。

古いけどおちつけて広い部屋。夫婦2人で住んでいて8階にはお母様。もうひとりのTさんの旦那さんは台湾の方のようで台湾生まれで、今お父さんが90でバンコクにいるので、動けないし置いても帰れないのでずっといるという。もう1人来ていたAさんの旦那さんも会社のオーナーで、郊外に1戸建ての家にたくさんの骨董品があるので、ミニミュージアムみたいになってる。建設や食品や部品や化学関係で、日本人がいろんな会社を経営しているようなのだ。

皆さん1番心配なのは医療で、「日本人はあんなに安く医療が受けられることを当たり前に思ってるけどそんな国は世界中にない」「ゆりかごから墓場までのイギリスでもがんがわかってもお金がなければ診察は1年先になるので、やっぱりお金を払っていい病院に行く」「タイでも30 バーツ診療とかいうのタクシンがやったけども重病で30 バーツで済む話はない。だから日本から来る時は傷害保険に入ってきた方が良い」などと口々に話していた。

今日は日本人が多いホテルで昼ごはんをしようというので、どんなに高い店かなとちょっと心配になったが、298バーツでめちゃくちゃ何でも食べれるビュッフェで結構おいしかった。

それからもう暇なんだしと、近くのワットポーの出店に行ったけど、足裏のマッサージが250バーツ、タイマッサージが300バーツ、合わせて2時間のところ1時間40分しかやってくれない。観光化と流れ作業化が進んでいる。だからチップあげなかった。

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それからまた例の街の食堂に行って、ビールを飲みながら若い女の子が一生懸命切ったり炒めたり煮たりしてるの見てたら、涙が出そうになる。ちょうどバス停の前なのでバスから降りた人も何か買って行く。オートバイの兄ちゃんも買いに来る。みんなビールなんか飲まない。定食のカオパット、炒めご飯を食べている人や、パッタイ、台風の幅広麺の焼きそばを食べている人も、テレビを見上げながら食べて出て行く。