1月30日 体罰問題

うちの娘は職場の上司に「どうしてそう思ったことをそのまま言えるんですか」とあきれられているらしい。それはうちの文化だ。でも日本人はほとんどそうしない。人の顔色を見て意見を言わない。「原発反対なんて言えないですよ」「じゃあ賛成なの」「個人的には反対ですけど」そんな会話ばかり。
体罰にて自殺した子どもの事件を機に教師による体罰問題がかまびすしいが、ネットを見ると、「僕のころはあんなもんじゃなかった」というような体罰自慢が目に付く。
私も小学4、5、6年を担任した竹石善一先生に、殴る、ひっぱたく、たたされる、棒で小突かれるなどの体罰をうけた。クラス中そうだった。そして先生は学校帰りに誰彼の家に上がって酒を所望したそうな。みんなのトラウマであって、だからいまもクラスメートは仲良しで、それは被害者同盟だから。柔道のパワハラ監督のこともよくぞ女子選手たちは告発したものだ。内柴とか言うセクハラ金メダリストも裁判所は被害者の言い分を認めた。自分でも経験あるが、そのときは混乱して何も言えない状態でも、その後、憶い出すたびに悔しさがこみ上げる。告発したくなる。何も言わなかったから合意があったなんて言はありえない。