8月12日 ぼけじまん

昨日聞いた話も忘れちゃうの、というと、みんなそれは忙しすぎるからですよ、と言ってくれていたが、最近では「年相応なんじゃないですか」というフォローになって来た。若年性痴呆症かしら、というと娘は「もう若年とはいえないんじゃないの」とひどい。友人のことを「それにしてもKさんはお母さんの介護をしてエライ」というから、すかさず「私もいざとなったら介護をしてくれる?」と聞くと、「それにはいままでの子育てによるでしょう」とつれない。とにかく目が悪くて家の中のゴチャゴチャの中から何も見つけ出せないし、老眼鏡、遮光サングラス、鍵、財布、帽子、気に入りのスカーフと次々なくし、さすがにへたった。一生で何枚のショールをなくすのかしら。