7月7日 シジミ

七夕。石巻の十三浜のシジミを送って貰った。よく泥を落とし、砂を吐かせ、まずはネギを散らしてみそ汁に。夜はシジミのスパゲティに、翌日はもやしとニンニクと唐辛子で韓国風に、それが唐辛子を一粒入れただけで物すごくからくなり、2倍に薄めてラーメンに、3日めはジャガイモ、人参、タマネギ、パセリでシジミチャウダーに。これが一番おいしいような。娘は「やあ、朝起きて来てすぐご飯が食べられていいなあ」と言って勤めに出て行った。おいしいものを作りすぎるとパラサイトを助長するかも。

この日、谷中西川さん宅で原発都民投票グループの主催で『シェーナウの思い』というドイツのドキュメンタリーを見る。や、これはいい。もう原発がどんなに恐ろしいか、の映画は見すぎた。これはチェルノブイリの事故のあと、ドイツの原発からほど近い2000人の町の住民が、住民投票をして電力会社から電線網を買い取り、自分たちでエコ配電会社を作ってしまう話。建物の保存やイベントはやれても、ゴミ、下水、電気などのインフラに手を付けられなかった私たちには痛棒であった。といって巨大都市東京で住民の手で配電は出来るのか?