7月4日 福島の子供のキャンプ

こどもたちを夏休みだけでも放射線値の低い所で保養してもらう、というのは効果があるようで、今年もあちこちで行われる。わたしもその下見に5月イタリアのサルディニア島に行って来た。イタリアではもうひとつ、250人に達したらキャンプがあるらしい。250人集まらなかったら不成立というのはチャーター便かなにか飛ばすのかしら。避難のためのサイトもあるが、親御さんから「中学生ではだめなのか」「福島でなく宮城の線量の高い所ではだめなのか」といった問い合わせを見かける。九州でも「福島の子たちを招いて」という話を何度か聞いたが、会津よりは宮城の白石、角田、丸森などのほうが高く、線量の高い地域は凡て対象にするほうがいいと思う。ここでもネットなどで情報を取れるかどうか、放射線に関する知識の差、旅行費用がただでない場合、それを負担できるか、など経済と情報における親の格差が子どもの参加不参加に影響してくるのは悲しいことである。私も大工の息子に「自衛のため、国産煙草は吸わないほうがいい」と伝えた。