6月25日 除染か、避難か

こうなると、汚染地の山や森を除染すると、セシウムは消えるわけではないので、そのまま川に流れ、海を汚す。つまり移染ということになる。しかしそこに住む人にとっては除染も切実な問題だ。いかし屋根を除染したらその水がとなりにかかって、文句がでたりする。飯館村の人たちも南相馬の人たちも、除染してふるさとに戻りたいと思っているようだ。うーむ、これ以上は当事者でない以上、いえないなあ。

福島の子どもや妊婦さんはどうにか線量の低いところに避難してほしいと切におもうが、自分の家で引受けます、といえない以上、避難せよ、避難すべきだ、といった言葉は使えない。集団疎開裁判で疎開したいという子どもたちを応援することはできる。夏休みの長期保養キャンプをひらくことに何らかのお手伝いは出来る。けれど。

福島の人々の考えをもっと知らなくてはならない。とりあえずこれを。

3・10福島原発事故被害者の権利宣言 – ハイロアクション 福島原発40年