震災日録 3月5日 あまりに論議をつくさない復興町作りについて

きのう、陸前高田を再訪した建築家の薩田さんは「いま何が一番よろこばれるかというと女子大生。若い女の子がきて静かに話を聞いてくれると言うのが、お年寄りは一番元気が出る。孫みたいでかわいがりたくなる」のだといった。そりゃ、そうだろうなあ、とおもう。
その陸前高田は名古屋市のまるごと支援を受けていて、名古屋市の都市計画の専門の職員もまじえてお年寄りたちが元気なうちにできるだけ早く、と書いた計画ができたらしい。山を削って高台に住宅地を作り、海際は8メートル盛り土してかさ上げし、防潮堤で守りながら商業地、漁業基地などにするという。それの説明会はたった2時間だそうな。参加の町作りとはとうていいえない。同じようなことがあちこちで起きている。名古屋の町の縁側育み隊の建築家・延藤安弘さん、神戸の震災で活躍された真野地区のプランナー・宮西悠二さんは仙台市荒浜でプロジェクトを始めた。「希望の黄色いハンカチ大作戦」
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