震災日録 2月22日 最初の読み手

『建築士』という専門雑誌に石巻の復興村のことを書いた。そしたら編集長の建築家井出建さんからメールがきた。
「広域合併のこと、熊谷さんが重要な役割を果たしていることへの言及、そしてとりわけ入居者の小山さんの聞書きに引込まれ、一気に読み進みました。
被災した人の生活、生活設計、地域が行当たっていることありありと感じられました。
使い捨て、ゴミをつくる横柄な方法でなく、『夢のような話―手造りで美しい試み』真っ当な方法で僅かといえども、10棟も実現しつつある報告、書いていただき、とてもうれしかったです」
こちらこそこんな感想を聞けて嬉しい。送っても「2行多いです」「明日までに校正してもどしてください」なんてだけ書いてくる人が多い中で、井出さんは建築家が本業だけど、ほんとうに今どき珍しいまっとうな編集者だ。3月号、読んでください。