震災日録 2月3日 地質から見た八ッ場ダム

八ッ場ダムを見てくださる地質学者の方々のお供。東川口駅で伊藤さん、中山さんと待ち合わせ。地質屋さんはさすがにアウトドアな恰好でやって来た。私を見て、戦後のかつぎ屋みたいだな、という。藪に入ったらいっぱい草がつくよ、その通りになった。
湖面1号橋も高い橋脚が建ってしまった。地質学者のいうことはスケールが大きく300万年前の新しい地層などというのでビックリ、天明二年の浅間山の噴火灰のあととか、地質を見るだけでいろいろなことがわかる。貫入という下からはいってくる地層、熱変質と言って100度から200度までの熱水でもろくなった地層などあり、そんなものがダムの下や代替地にあれば、かなり危ないことだろうとわたしは思う。しかし科学者たちは、慎重であって断定的なことは言わなかった。