震災日録 1月28日 どこに住むかという話

またよしなしごとをはなし、美由紀さんは私の健康のためのしょうが紅茶にハチミツ胡麻ペーストの朝ご飯を作ってくれた。それからお風呂に入って、物件を観に行く。様々な理由で由布院にアトリエやギャラリー、別荘を持ったひとも、また様々な理由で去っていく。だからいつもたてものの売り買いがあるのは東京と同じ。しかし福一の状況如何によっては私も東京を離れざるをえないかもしれず、先に出た人に学ぶことは多い。由布院へも関東からの避難者はけっこういて、すでにチラシを配り、太極拳やバレーを教えている人もいる。手に職とはよくいったもので、どこに行っても食べて行けるスキルを持つことは重要。由布院もいいけどわたしは……やっぱり南の海沿いがいい。高知か沖縄、竹富、知り合いが1人もいないところはつらいし。いずれにせよ、竹富なら台湾の核燃料のゴミの島が近くにあり、九州でも川内、玄海、伊方が近い。関西だと福井の老朽原発、日本中安全なところはない。昼は中谷健太郎さんと後藤千香子さんたちと会う。すでに動いている原発は3基。