震災日録 12月9日 議員の視察は税金のムダ

民主党の政治家が失言をしては失脚している。沖縄で「犯す前に犯すというバカがいるか」発言は本当だとしたら女性と沖縄にたいして言語道断ではあるが、マスメディアの報道もこの間、鵜呑みにできないことはみんな分かって来た。でも政治家にオフレコなんてありえない。記者が複数いるところで話したらオフレコではないだろう。そういうときに真性が出るものだしね。橋下について「こういう風にしてファシズムができていくのか目の当たりに見る感じ」という新聞読者欄に共感。われわれは危ないところにいる。「議員の視察を辞めて被災地支援を」にも共感。思い出す。谷根千をはじめた頃、福島県安達町というところへ招かれて自費でいったら文京区の議員団が到着して、弥生式土器のレプリカを見て「これ、本物かな」(なわけないじゃないか)、壁にかかったミレーの晩鐘を見て「これ、本物かな」(なわけないじゃないか)、一時間ほど区議と町議で懇談のあいだ、「森さんは外に出ていてほしい」と区議団にいわれ、そのあと彼らはバスでさっさと岳温泉に去っていった。視察とはその程度のもので税金のムダ。私は町議の家に泊めてもらい、夜は農村の女性たちと高村智恵子の生き方などについて話し合った。たっぷり給料や調査費をもらっているのだからよほど興味のあるところへは個人で行ったらいいだろう。そのあと宴会でよって女性議員にさわったり、おんな風呂をのぞいた議員も過去に例があることだし。安達町の人たちはどうしているかな。文京区議は100万くらい給料が出るらしいが、われわれは19万円で農業しながら議員をしていますといっていたっけ。