震災日録 12月10日 図書館ラジオ

朝、虫歯を治す。痛いけど被災地の方たちのことを思えば我慢できる。昼に川口へ。
川口メディアセブンでは図書館内地域放送という試みをしている。図書館は本を貸し出すところ、だけではなく、地域資料の収集、起業の応援はじめたくさんの事業が広がっている。震災もあってラジオ放送の有用性(テレビは電気が来なくなると使えないが、ラジオは電池がはいっているかぎり使える)、世田谷ママや神戸鷹取教会の地域FMのマイノリティへの母語放送の話などする。できたら50万都市川口で地域FMが図書館から発信できたらおもしろい。地域のまだメジャーでないバンドの曲を流すなどもやっていきたいという。そこへ年配の婦人から、図書館でいびきをかいているひともおり、学生に席は占拠され、自分がレシピを写したり、病気について調べたりする場がない。これ以上税金を使って図書館でラジオなんかやる必要がどこにあるのか、という意見が出る。図書館の古典的利用者はそう言うのだろう。しかしすでにリタイアして余暇を趣味に過ごせるゆとりある世代は、正規の職もなく貯金もない若い世代のやることを毛嫌いせず応援してみてもいいのではないかともう。若い世代もコンテンツとかリソースのシェアなどといった横文字を使わずに高齢者の理解を求めて共存していく必要がある。
おたがいさまかな、これも。11時、屋上へ皆既月食をヒロシと見る。さぶ!