震災日録 12月2日 種取り祭

今日は中筋の演目。いずれもすばらしいが、たくさんありすぎていちいち書くわけにはいかない。狂言も竹富の言葉がわかって、誰が何を演じているか、島のひとは分かるから盛り上がるが、多少知っている顔も化粧をするとまったく違って見え、来年も来なければわからない、と思った。そこで菊池寛賞を受賞した「竹富語辞典」2万5000円なりをえいやっと買った。あついのでTシャツも買った。6時ですべての演目が終わり、中筋の反省会に参加させてもらった。踊りの師匠の野原富子さんと、いまは神司の島仲由美子さんは以前は踊りのよいコンビだったという。しかし由美子さんのご主人義伸さんは狂言の名手だし、娘さんが踊りで活躍、富子さんの息子の健さんも地方のほか猿回しの役で舞台で三線を弾く。この狂言が大変な人気で、さるの役をやった駆クンは一番の人気者、花金が乱れ飛んだ。しかし神への奉納なので花金を投げていいのは子役の狂言に限られる。おばあがうちの孫が出ているというので喜んで投げるそうだ。