震災日録 10月21日 大鹿村騒動記

海沿いに魯迅公園や青島などいってみる。また横浜の山手のような日本なら高級住宅地を歩く。プラタナスの街路樹も美しいがすんでいる人は庶民ばかり。でもこの町の高低差は老人にはきついだろう。あっという間に帰る時間になった。午後の飛行機は行きよりずっと大きく、画面で『大鹿村騒動記』で原田芳雄をみる。大楠道代は吉永小百合なんかよりよっぽどうまいのに文化功労者になれないな。三国連太郎、佐藤浩市、岸部一徳、芸達者ばかり。ヤマサキが見ろ見ろという映画をこんな小さな画面で見てまたおこられそう。
かえって白山の映画館でチベットでの中国の人権弾圧の映画とコンサートあり。こんなことしている国に行ってきたのかと慄然。ヒマラヤを越えて逃げてきた子供たちを育てる施設はダライ・ラマ法王の妹が経営しているらしい。疲れているのにイベントに参加して荒川さんやはてなさんとワインを2本もあけてしまった。