震災日録 10月20日 日本人観

バスに乗って新市街までいくが面白くもなし。土産物は貝細工くらい。昼過ぎに地図にある風景特区にいってみるが変な地下街があるだけ。まっすぐの参道みたいなのがついた子供の天国とかいう公園があった。後で聞いたら日本統治時代につくった植民地神宮の一つの跡。今回の東北大震災で、中国のテレビに日本の普通の被災者が写り、泣いたり笑ったりする普通の人々だということがわかって日本人観が修正されたという。日本人といえば残虐な軍国主義者のようなすりこみがされているので、びっくりした人は多かったらしい。とくに石巻の水産加工会社では中国人従業員をすべて逃してついになくなった社長がいた。社員に人望があって中国人女性らが社長社長と嗚咽する姿に日本人観を変えた人もいるらしい。中山通りの古い店で海鮮火鍋を食べた。さっぱりしておいしかった。マテ貝、しゃこ、アサリと食べ尽くした。青島ビール。