震災日録 8月23日 石巻のイートイン

千駄木在住の作家杉田望さんと仙台へ。元朝日新聞石巻市局長の高成田亨さんの案内で、まず東松島の木工作家遠藤さんのところへ。今回の津波で渡波小学校で英語を教えていたテーラー・アンダーソンさんという若い女性が亡くなった。そのおとうさんが被災地の小学校に本を送りたいと10万ドル送ってくれたとか。「ドル高なら1000万が今だと700万。そのお金で本を入れるすてきな本棚を遠藤さんに頼んでいるのです」。

石巻市内ではまるか水産さんが水の入った一階店舗を店をひらけない飲食店に提供して、一種の屋台村になっていた。行政を頼らず、工事の手配もして5月中に開店。鰻、寿司、焼き肉、中華,そしてまるかの刺身や魚、「ここで食べてもいいし、持ち帰りもできる。2万、3万と買っていくおばあちゃんもいた。避難所にいる知人に配るんだと言って。売るよろこび、買うよろこびってあるんだね。入っているお店は私の行きつけの私の食べたい店だから味は保証します」と社長の佐々木さん。5000円で「おやじパック」があると言うのでさっそく申し込む。送料はクールで850円と安い。何でも食べたいもの書いといて、というのでずうずうしいと思ったが「毛ガニ、ウニ、ホタテ、ツブなど貝類」と書いておいた。社長それを見て,「当日入ったらね」とにやり。さて何が送られてきますか、たのしみ。

夜はNPOのみなさんと「汐たまり」で飲む。話したりずスナック2軒はしご。