震災日録 8月20日 エネ特計を文化庁に回せ

新聞で宮城蔵王の重要文化財我妻家住宅の土蔵の全ての壁が落ちたのを知る。重文だから国や県や町も応分の負担をするであろうが持ち主負担もかなりの額にのぼるだろう。エネ特といって原発立地自治体の懐柔のために税金から何千億も費やされていた。マラソン大会、パソコン導入、県立美術館、病院や保育園、中学生のホームステイ、怒りを通り越してあきれるばかり。それにたいし、文化庁は1000億で、文化財の保存、修復、国宝の買い取り、博物館・美術館の運営、美術、演劇、映画、音楽、バレーやダンスまで全部まかなっている。ああ、エネルギー対策特別会計のほんの10分の1でもあれば。今回の地震で壊れ、傷ついた文化財をみんな直せるのに。なんて言っている間に仙台の文化財水道施設が壊されそうだ。放っておくとみんな瓦礫として処理されてしまう。

菅直人もやめたあとの楽しい計画なんかいま話していないで、脱ゲンパツでもう一度立候補してくれよ。あとはみんな推進派じゃないか。