震災日録 8月17日 明和の津波

竹富島で話を聞いていると、東北の津波は人ごとではない、胸が痛かったという。ここは最高海抜24メートルのお盆のような島。明和の大津波の時はなぜか竹富に津波は来なかった。なぜなら神様が島ごと持ち上げてくださったから、という伝説がある。じつは石垣島のリーフなどが津波の緩衝になったらしい。「でもあれから相当埋め立てたからつぎは危ないと思うよ」とおばあがいっていた。水の貴重だった島でもいまは観光客が水をジャージャー使うし、まばゆいほど朝の光りがあるのに室内の電気をつけ放題。節電の東京から来るとかなり違和感を覚える。さすがに干ばつのため水は不足気味で節水を呼びかける防災放送がなされた。