震災日録 8月9日 使いやすいタンス

あたらしい箪笥が来た。結婚したときに買った箪笥は旭川木工の無垢材のいいものだったが、北海道の乾いた気候に合ったもので、アパートの湿気と上に載せた本の重みで、引き出しが開かなくなり、やがて壊れてもう十数年、しかし箪笥を買うためには部屋全部の掃除と本をどかさなくてはならず、長らくあきらめていたが一念発起して、スライド式の箪笥に変えた。二段分は着物が治まり、服はすべて収納。起立木工というメーカーの食器棚を前に通販生活で買ったがこれがとても使いよいので、同じメーカーのを買った。こんなことがうれしくて、娘に開け閉めしてみせたりする。