震災日録 7月16日 千葉・図書館フレンドの会

千葉市に図書館建設を要求し、実現した以降もサポーターとしてがんばっておられる方達から再度まねかれた。前回もたくさんの方にお目にかかったが、その後、病気で記憶力がなくなったため、覚えていなかったりして失礼しました。実によい読者で、図書館で借りても読むが身銭を切って買うことも大事にし、持って行った本は完売。うれしい。官僚の会で話すことが何度かあったが、本はただでもらうものだと思っているらしく、有償なことがわかると本を置いてそそくさと帰っていくばかり。ほんとうに立場で癖がつくものだな。

なかに石巻出身の方がいて話を聞いた。「ふるさとには父と母と二人。父は仙台の病院にいまして、母は前の石巻水産高校にみなさんの助けもあって三階までのぼって助かりました。自宅の一階は波が来て、新幹線も通ってないし、夫がバイクで見て来てくれました。地震保険をかけておいたのがラッキーでした。半壊だと半分しかでないのですが、全壊と認められ全額でたお金で、妹の住んでいる塩竈の高台のホームに二人で入居することができました。仙台の父は家が被災したことがなかなか納得できないので、写真をいっぱい撮ってみせました」。被災者の中では、言い方は変だが娘さん達の支えもあり恵まれたケースだと思うが、それでも晩年になって住み慣れた家を失った事実に変わりはない。会津出身の方も二人おられ、会津は今風評被害で観光客が激減して困っていると聞いた。世界遺産になった平泉には人は押し掛けているが週刊現代の記事ではホットスポットがあるそうな。

週刊現代の記者のうち、千駄木の寮にいる人がいるらしく、千駄木駅前の放射線量も高いことが記事に出ている。