震災日録 6月28日 冷房なしの夏

久しぶりに家にいて原稿書き。昔の夏を憶い出す。お風呂に入ったあとに扇風機の前で涼んでシッカロールをつけてもらったこと。そういえば冷蔵庫もなくて、黄色い木の箱の上の段に氷を入れてそれで冷やした。毎朝、のこぎりで氷屋さんが家の前で氷を切っていた。冷蔵庫はなくても蝿帳があって網戸の茶箪笥もあって、朝の残りは昼過ぎまでは大丈夫だった。首に保冷剤を手ぬぐいに包んでまくと涼しい。