震災日録 6月29日 鳥取大学

鳥取大学へいく。半分くらいは谷根千の活動について。残りは3・11以降のこと。3月27日の反原発デモの映像を見せると、「これほどのデモが東京で起こっているとは知らなかった」「テレビや新聞で見るより現状についてリアル」だという意見は多かった。しかし東京電力に対する若者たちの「社長はでてこい」「東電あやまれ」といったシュプレヒコールについて、失礼だとか、こんなこと言っていいのか、自分だって電気を使って暮らしているから同罪ではないか、といった意見もあった。いまの若い人は大衆行動の経験がなく、人に対してやさしいけど傷つくのをおそれている、といわれるが、怒りや権利を表明することに慣れていないようである。電気を使うことと原発を推進してもうけることとの区別もつかないのには少しびっくりした。