震災日録 5月4日 志賀原発のはなし

七尾では火力発電所ができるときさえ、漁師さんたちが「海の生態系が変わる」といって猛反対したそうだ。志賀原発に続き、珠洲にも原発が作られそうになったが、お寺さんはじめこぞって反対してできなかった。志賀原発はいま1号機、2号機ともに運転をとめているがそれでも計画停電はない。「北陸は原発がなくてもじゅうぶんまかなえる。あれは名古屋と大阪の都市部の人のためでしょ」と土地のひとは冷ややかだ。つまり福島と東京の関係は、能登という過疎地と名古屋・大阪の都市部であるということだ。しかし七尾は原発20キロ圏、何かあったら大変という思いはいや増している。門前、穴水、珠洲、輪島、原発が近いがどこも風光明媚で歴史と文化に恵まれた土地。
志賀原発へいってみると松林にさえぎられほとんど見えない。その近くにアリス館という原発宣伝館があって、遊具もあって子連れで遊べるし、無料のシャトルバスが出て、フラワーパークへも無料で入場できる。なんだか八ツ場ダムの情報館をデラックスにしたようなものだった。それにしても原発の安全性を説明するアリスがかわいそう。
石川県知事は原発容認、志賀原発のある志賀町では原発反対を表明している町議は堂下さんだけである。
権上さんから、なんで今頃公表のSPEEDIの拡散予測42枚
http://www.nisa.meti.go.jp/earthquake/speedi/speedi_index.html