午後、森まゆみ学級の準備がてら蔵に行き、恒例の布供養をする。夏物はすでにすんだので、今度はコートなど、なかなか今日は雨もよいでお客が来ない。
夕方より青鞜、土曜日、コルシア書店、谷根千という四題話。小さなメディアの必要。谷根千の口上を朗読するとみんなうるっときたという。昔はいい文章を書けたものだ。
午後、森まゆみ学級の準備がてら蔵に行き、恒例の布供養をする。夏物はすでにすんだので、今度はコートなど、なかなか今日は雨もよいでお客が来ない。
夕方より青鞜、土曜日、コルシア書店、谷根千という四題話。小さなメディアの必要。谷根千の口上を朗読するとみんなうるっときたという。昔はいい文章を書けたものだ。
夕方四時、共同通信の小山哲郎記者が記憶の蔵に来てくれる。「青鞜の冒険」について人の欄に書いてくれるという事。谷根千をごく初期に取材してくれた記者だけにしみじみ語り合ってしまう。
子規の泊まったのは岩松旅館だとわかる。それで行ってみたが、大きな旅館で、団体バスの話やビールの仕入れで急がしそうで、対応してもらえず。まあ急に行ったので仕方ない。建物は確かに豪華だったがそれだけに明治の面影はなく、でもフロントの親切で、川沿いの露天風呂まで行ってみると、そこはいかにも子規が使った湯という感じだった。ただし、バイキングだというので、私の趣味には合わず今度は素泊まりで来てみようかという事に。
仙台のあれこれ、瑞鳳殿、大崎神社、愛宕神社などを訪ねる。愛宕神社はいまは観光客はいないが、そのころはみんなが訪ねるところだったのだ。
朝一番で瑞巌寺へ。まだすいている。五大堂、観蘭亭、雄島などをまわる。まったくの観光地で海際を道路が通り渋滞、小舟で渡ったころの面影はない。
作並温泉湯ノ原旅館へ。施設は古びているが、部屋は広いし、薬膳スープなど工夫のある料理で、けっこう楽しめた。貸し切り露天はすばらしかった。
飯坂温泉を探検、路地や芭蕉の船を上がった宿。思えば鉄道のないころは一番早い公共交通は船だ。子規のころの宿、共同浴場、堀切邸。お昼は朝ご飯のおにぎりで一食ぬく。そこから葛の松原をへて松島のリゾートインへ。その前に塩竈ですし哲へ。震災の後まっさきに店を開けた。共同通信の上野記者の紹介でエクストラのお寿司二つサービスしてくれた。ここはJRのファミリーオが民間に払い下げをした宿らしい。
真理ちゃんと新白河で合流、これから子規の東北気候「はて知らずの記」を追いかける。子規は芭蕉のあとを追いかけ、芭蕉は西行や古今の歌枕を追いかけ話はさかのぼる。白河城の結城家のあとから郡山、二本松、福島まで。安達ヶ原の鬼婆のあとまで。
白河ラーメンを食べる。あっさりしてはずれなし。観光案内所の人、特に男の人はあまりテキパキ答えてくれない。やっぱり歴史を調べるなら、郷土資料館の学芸員にきく方がいいかも。夜は飯坂温泉の青葉、聞きしに勝る名宿だった。此処の湯は熱いので露天を埋めて入る。
住宅総合清算財団の仕事で、高幡不動のニュータウンを視察。昨年賞を取ったグリーンステージ高幡台よりまた一段とすばらしい住宅地。8つのシンボルツリーのある共有地をナカにして、8軒の家がゆったりと構える。宮脇檀さんという人、早くなくなられたがこれほど住宅地設計をなさったとは、建築家だと思っていた。埼玉芸術劇場のシンポジウムの帰り延々、電車でお話しした事を思い出す。
夕方、岸さん、二瓶さん、山本さんと千駄木山中でのむ。二次会はビアパブ石井、三次会は毛ラーメン。
今日も一日芸工展。
今日は一日芸工展。団子坂をおり、初めて利作でおにぎりを食べる。玄米のおにぎりがおいしい。
3時30分、神保町で和楽編集部と打ち合わせのあと、代官山で「町や紳士録」の映写会とトーク。こうして今週は毎日夜なんかあった。