2014年9月 のアーカイブ

6月4日

2014年9月8日 月曜日

東京堂で「谷根千の小さな店」の発刊トーク。河上進さん、やっと一冊よく売れる本が出た。

日経新聞のアンケートでも60%以上が改修を望み、70%以上がザハ案は高くつきすぎるといっている。各紙の社説も再考を求め始めた。

15日の緊急シンポジウムの呼びかけ文を書く。

「5月28日、JSC(日本スポーツ振興センター)は新国立競技場の基本設計を発表しました。昨年11月26日の案を踏襲し、ザハの流線型の切れ味のない、フジツボのような形の競技場です。それでも巨大さは変らず、新素材を使うため屋根ではなく遮音膜と巧妙に言い換え、サブトラックや都営住宅にはなんら言及のないままです。

そして次々、さよならイベントをやって改築を既成事実化しています。有識者会議委員も「国民に説明する」とはいっていますが、議論の場でなく上から目線の「ご了承願いたい」になると思われます。しかしJSCはIOCのオリンピックムーブメント・アジェンダ21を踏みにじり、私たちの要求した久米設計の改修案を公開しないばかりか、有識者会議の議論やコンクール審査も基本設計の発表後に公開するという秘密主義です。東京都の環境アセスメントもオリパラ準備局のパブコメの告知さえ都環境局がしらないという秘密主義です。

今まで論議すべき資料も出していないのですから、議論はここからはじまるのです。

私たちユーザークライアント(納税者にして利用者)でありステークホルダー(利害関係者)である市民は「少なくとも半年は議論のために解体を延期する」ことを求めます。

まだ、説明も議論もなされず、構造的にも問題の多いザハ案を立てるめどが立っていないまま、現在の競技場を解体すると、オリンピックが開催できない自体も発生するかとおもいます。5月12日の改修案発表会に続き、今度は環境の面から見て、これを建てて良いのか、をヒートアイランド、環境アセス、都市計画の第一人者をお招きして話し合います。環境問題、初めてのシンポです。これが最後にならないよう、ふるってご参加下さい」。

6月2日

2014年9月8日 月曜日

市ヶ谷のルノワールにて、15日の環境問題をテーマにした公開座談会についての打ち合わせ。植生、地質、環境アセス、化学、放射線など多彩な顔ぶれ集まる。

IOCより当会にはバッハ会長の代理から返事は来た。でもこれも私たちがIOCのアジェンダ21を遵守するよう勧告してほしいと言ったのに「IOC/JSCとよく話し合うように」というだけで、ありがたがるほどのちゃんとした内容ではない。どうにか森喜朗氏、舛添都知事などと直接会えないかと思うが、つなぐ糸すらない。

6月1日

2014年9月8日 月曜日

本駒込図書館の40周年開館40周年記念講演に招かれる。

これが出来たのは私が大学生の頃だった。鴎外図書館、小石川図書館は閉架式だったので、とっても明るく見えた。講師控え室でもグワーンと冷房の音。講演中もものすごい音と冷気が吹き出し、それが直接当たるのでつらかった。でも止めると男の人たちが扇子を使い出すし。

建て替えなくてもいいからもう少し音の静かな冷暖房装置を附けてほしい。

参加された好宮というかたより、祖父好宮小十郎氏が谷中で「臥龍館」という下宿屋を開いていたことをしらないか? とメールをいただいた。それによると小十郎さんは山口県岩国の出身、明治時代、電気技師をして引退後上京、臥龍館を経営したという。また父上の好宮省一さんは荒川区尾久駅前で好宮写真館を経営していたという。ご存知の方、谷根千までご連絡を。

中島岳志『父・ボース』を読む。中島さんに感想を書く。「美しい本ですね。祖母黒光に相当振り回されたのがわかります。日印の混血として育ったことの思い、結婚した旦那様のことなど、もう少し聞きたかったような気もします。でも中島さんだからここまで話してくださったのでしょう」。

5月31日

2014年9月8日 月曜日

JSCは「さよなら国立」というイヴェントを催し、入場料を取ってさよならムードを盛り上げる。ブルーインパルスがくることもあってか3万5千人が入場。