2013年9月 のアーカイブ

8月27日

2013年9月14日 土曜日

体の水はけが悪いのではないか、という娘の友達が普アール茶をくれる。

8月25日

2013年9月14日 土曜日
松本・札幌・鹿児島市長の鼎談の司会を頼まれ、「無事にヘルシンキから戻ってこられるかわからない」とお断りしたのだったが、「それは市長たちも同じこと。鹿児島市長さんは前の晩、花火大会です」といわれ、気が楽になって引き受けた。
市長にしてはざっくばらんな、のりのよい方たちで、アドリブもあって会場は大笑い。行政主催の会とは思えないほど楽しかった。おまけにあこがれのサイトウキネンにきっぷをいただいて、小沢征爾さんのオペラを見ることができた。ラヴェルはこんな作品があったのか。「子どもと魔法」「スペインの時計屋」ともに面白かった。松本市長菅谷さんはチェルノブイリの子供たちの甲状腺がんの手術を多数、手がけられた方。札幌市長上田さんは私の前の夫と恩師が同じで、弁護士と市民運動から市長になった方。鹿児島市長さんは「自慢は桜島、手がかかるのも桜島」とのこと。煤煙処理に年数億もかかる。それを缶詰にして「ハイ、どうぞ」と売ったりもしているらしい。ミラノで霧、ナポリで青の洞窟の水の缶詰を売っていたのを思い出した。
翌日、朝3時間、町を散歩。松本は湧水の音がする。この町も住みたい町である。

松本・札幌・鹿児島市長の鼎談の司会を頼まれ、「無事にヘルシンキから戻ってこられるかわからない」とお断りしたのだったが、「それは市長たちも同じこと。鹿児島市長さんは前の晩、花火大会です」といわれ、気が楽になって引き受けた。

市長にしてはざっくばらんな、のりのよい方たちで、アドリブもあって会場は大笑い。行政主催の会とは思えないほど楽しかった。おまけにあこがれのサイトウキネンにきっぷをいただいて、小沢征爾さんのオペラを見ることができた。ラヴェルはこんな作品があったのか。「子どもと魔法」「スペインの時計屋」ともに面白かった。松本市長菅谷さんはチェルノブイリの子供たちの甲状腺がんの手術を多数、手がけられた方。札幌市長上田さんは私の前の夫と恩師が同じで、弁護士と市民運動から市長になった方。鹿児島市長さんは「自慢は桜島、手がかかるのも桜島」とのこと。煤煙処理に年数億もかかる。それを缶詰にして「ハイ、どうぞ」と売ったりもしているらしい。ミラノで霧、ナポリで青の洞窟の水の缶詰を売っていたのを思い出した。

翌日、朝3時間、町を散歩。松本は湧水の音がする。この町も住みたい町である。

8月24日

2013年9月14日 土曜日
なんだか疲れる旅行であった。時差ぼけ治らず眠り姫。ある国が他の国をどう見ているのか、面白い。
ハンガリー人はルーマニアとクロアチアとロシアが嫌い。ポーランド人は好きみたい。フィンランド人はスエーデンとはこの何百年もパーフェクトな関係だが、ロシアとは問題だらけ、ジプシーとロシア人が来て悪いことをするといっていた。国境の老朽原発も心配だと。日本人は中国と韓国が嫌いで、中国と韓国も日本が嫌いです。どうするのかねえ。

なんだか疲れる旅行であった。時差ぼけ治らず眠り姫。ある国が他の国をどう見ているのか、面白い。

ハンガリー人はルーマニアとクロアチアとロシアが嫌い。ポーランド人は好きみたい。フィンランド人はスエーデンとはこの何百年もパーフェクトな関係だが、ロシアとは問題だらけ、ジプシーとロシア人が来て悪いことをするといっていた。国境の老朽原発も心配だと。日本人は中国と韓国が嫌いで、中国と韓国も日本が嫌いです。どうするのかねえ。

8月23日

2013年9月14日 土曜日

フィンランドからかえる。いない間にいろいろ頂き物をしたので、お礼と報告。

8月10-23日

2013年9月2日 月曜日
石巻の子供たちのお供でフィンランドとハンガリー。初めての国、それもタイプのちがう国を2国旅するのは面白い。語源的にはフィンランドとハンガリーと日本語は似ているというが。どこで民族は分かれて定着したのか。
情熱的であたたかく、黒や茶の髪にはっきりした目鼻立ちに、男はひげを蓄え、素朴で肉ばかり出る、人口密度が低く、どこまでも平原や畑の続くハンガリーは40度。もの静かで、背が高くブロンドで、さりげないが親切なフィンランドは15度。本当に違う国だった。
朝、成田につき、一日興奮して息子たちに写真を見せたりお土産を見せたりして遊ぶ。ハンガリーはおなかの出た人ばっかりだったよ「そう、まぎれてた?」。こどもたちはシベリウスも知らなくて「当たり前じゃん。俺はバイオリン協奏曲が好き」。アールトの自宅も石の教会もすばらしかった「僕もいってみたいなあ」なんて久しぶりにマグロの刺身や納豆、豆腐がおいしいこと。
石巻の子供たちのお供でフィンランドとハンガリー。初めての国、それもタイプのちがう国を2国旅するのは面白い。語源的にはフィンランドとハンガリーと日本語は似ているというが。どこで民族は分かれて定着したのか。
情熱的であたたかく、黒や茶の髪にはっきりした目鼻立ちに、男はひげを蓄え、素朴で肉ばかり出る、人口密度が低く、どこまでも平原や畑の続くハンガリーは40度。もの静かで、背が高くブロンドで、さりげないが親切なフィンランドは15度。本当に違う国だった。
朝、成田につき、一日興奮して息子たちに写真を見せたりお土産を見せたりして遊ぶ。ハンガリーはおなかの出た人ばっかりだったよ「そう、まぎれてた?」。こどもたちはシベリウスも知らなくて「当たり前じゃん。俺はバイオリン協奏曲が好き」。アールトの自宅も石の教会もすばらしかった「僕もいってみたいなあ」なんて久しぶりにマグロの刺身や納豆、豆腐がおいしいこと。

8月9日

2013年9月2日 月曜日
『未来の漢方』の打ち上げ。共同通信の小山鉄郎さんの話はいつも面白い。きょうも村上春樹さんから小林秀雄まで。
『未来の漢方』の打ち上げ。共同通信の小山鉄郎さんの話はいつも面白い。きょうも村上春樹さんから小林秀雄まで。

8月5日

2013年9月2日 月曜日

妻子が故郷に帰ったという友人と飲む。次々呼び出して。

8月4日

2013年9月2日 月曜日
一日家で仕事。あまりにやることが多く、やってもやってもなにかし残したことがあるような落ち着かなさ。大阪のホテル、小樽のホテルの予約、イスラムの原稿、送られてきたものの礼状、問い合わせの返事、原稿を見てほしいとの依頼、ゆかりの土地の番地からい間の場所を教えてくれという依頼、蔵の見学の打ち合わせ、行けないお詫び、会の清算。

一日家で仕事。あまりにやることが多く、やってもやってもなにかし残したことがあるような落ち着かなさ。大阪のホテル、小樽のホテルの予約、イスラムの原稿、送られてきたものの礼状、問い合わせの返事、原稿を見てほしいとの依頼、ゆかりの土地の番地からい間の場所を教えてくれという依頼、蔵の見学の打ち合わせ、行けないお詫び、会の清算。

8月3日

2013年9月2日 月曜日
8月3日
台湾の第四原発を命をかけて泊めようとしたドキュメンタリ「こんにちは貢寮」を「谷中の家」に見に行く。建築関係の編集者の西川さん、美術研究家のだんなさんの二人がご自分の家の一階を集まりに貸してくださり、月一原発映画祭を開催してきて地域の名所になった。
2、3日前に自分も会をしたところだから、来て見る方はらくちんだが、主宰する方達のご苦労に改めて感謝。フィルムを借りるのにもお金がかかり、今回申し込みが少ないと聞いて心配していたが、東京新聞に大きく載って満員だった。
女性の映像作家が丁寧に作っている。独裁政権下の台湾で突然自分の地域に原発計画が発表され、驚く人々。必死の反核運動、その中で警官を殺した容疑で捕まった青年(えん罪)、座り込みの最中に焼身自殺をしようとする住民、心痛のあまりつぎつぎなくなるお年寄り、美しい景色を返せ、海辺を返せ、平和な村を返せ。住民の願いは全うなのに、国会では圧倒的多数で原発建設は支持される。
日本の自民党のような国民党の長期政権のもと、住民の願いは国の政策に届かない。日本にそっくり、例えば口当たりよく子育て環境の充実を訴える丸川珠代は原発再稼働賛成の一票をとうじるし、憲法改「正」賛成の一票をとうじるはず。
だまされる有権者も馬鹿、選挙制度もインチキ。町には清潔で毅然と生きている人が多いのに、麻生副総理をみてもどの国も上へ行くほど低レベルで腐っている。
台湾も同様だ。えん罪で捕まった青年が11年ののち、ふるさとに外出を許される。このときの挨拶に、この青年のこころのきれいさが表れる。運動の犠牲になって、と謝る住民たちに「皆さんの方が大変、私は獄中で考える時間が持てた」と静かにいう。うろ覚えだけど。原発立地に遺跡が出て、これを原発差し止めの切り札にしようともがく住民、私たちの八ッ場ダム予定地でも遺跡をフィールドミュージアムに、と呼びかけている。のう調停を作ったらさかながいなくなったと嘆く住民。台湾に行って彼らと握手をしてきたいという気分になった。
この日、荒畑寒村研究者だった堀切利高さんのお家で本や資料を見せていただいた。既に何人かの研究者がしかるべきところへもっていった後だったが、荷風や三田村鳶魚、久保田万太郎などの著作を譲っていただくことに。お酒をおいしそうに飲んで、たくさんのことを教えてくれた浅草育ちの堀切さんを偲びながら市川の花火を見た。花火って壮大な無駄ではあるがあれだけの幸福感を与えてくれる。
ややありて再び闇に戻りたる花火のような恋とおもひぬ
今の都会の空は闇に戻らないけど。

台湾の第四原発を命をかけて泊めようとしたドキュメンタリ「こんにちは貢寮」を「谷中の家」に見に行く。建築関係の編集者の西川さん、美術研究家のだんなさんの二人がご自分の家の一階を集まりに貸してくださり、月一原発映画祭を開催してきて地域の名所になった。

2、3日前に自分も会をしたところだから、来て見る方はらくちんだが、主宰する方達のご苦労に改めて感謝。フィルムを借りるのにもお金がかかり、今回申し込みが少ないと聞いて心配していたが、東京新聞に大きく載って満員だった。

女性の映像作家が丁寧に作っている。独裁政権下の台湾で突然自分の地域に原発計画が発表され、驚く人々。必死の反核運動、その中で警官を殺した容疑で捕まった青年(えん罪)、座り込みの最中に焼身自殺をしようとする住民、心痛のあまりつぎつぎなくなるお年寄り、美しい景色を返せ、海辺を返せ、平和な村を返せ。住民の願いは全うなのに、国会では圧倒的多数で原発建設は支持される。

日本の自民党のような国民党の長期政権のもと、住民の願いは国の政策に届かない。日本にそっくり、例えば口当たりよく子育て環境の充実を訴える丸川珠代は原発再稼働賛成の一票をとうじるし、憲法改「正」賛成の一票をとうじるはず。

だまされる有権者も馬鹿、選挙制度もインチキ。町には清潔で毅然と生きている人が多いのに、麻生副総理をみてもどの国も上へ行くほど低レベルで腐っている。

台湾も同様だ。えん罪で捕まった青年が11年ののち、ふるさとに外出を許される。このときの挨拶に、この青年のこころのきれいさが表れる。運動の犠牲になって、と謝る住民たちに「皆さんの方が大変、私は獄中で考える時間が持てた」と静かにいう。うろ覚えだけど。原発立地に遺跡が出て、これを原発差し止めの切り札にしようともがく住民、私たちの八ッ場ダム予定地でも遺跡をフィールドミュージアムに、と呼びかけている。のう調停を作ったらさかながいなくなったと嘆く住民。台湾に行って彼らと握手をしてきたいという気分になった。

この日、荒畑寒村研究者だった堀切利高さんのお家で本や資料を見せていただいた。既に何人かの研究者がしかるべきところへもっていった後だったが、荷風や三田村鳶魚、久保田万太郎などの著作を譲っていただくことに。お酒をおいしそうに飲んで、たくさんのことを教えてくれた浅草育ちの堀切さんを偲びながら市川の花火を見た。花火って壮大な無駄ではあるがあれだけの幸福感を与えてくれる。

ややありて再び闇に戻りたる花火のような恋とおもひぬ

今の都会の空は闇に戻らないけど。