2010年3月 のアーカイブ

1月31日

2010年3月11日 木曜日

近鉄伊勢山田駅は国の登録文化財で素晴らしい。しかし駅前はややさびしい。 観光客はたくさん来るが、伊勢神宮門前のおはらい町、おかげ横町にばかり行ってしまう。こちらは大変な混雑で、エビコロッケや松坂牛串焼きなどを歩き食いするひとでいっぱい。つけもの、ソフトクリーム、ビールにカキフライなども食欲をそそる。私は前と同じ店で伊勢うどんを食べた。茹でたての温かいうどんに甘いとろりとしたき醤油をかけて食べる。讃岐うどんのような腰の強いのが好きだが、これはこれでうまい。ものすごい混雑なのに、店員のおばさんみんな、落ち着いて信越なのには感心。近頃とみにそばよりうどんが好きになっている。夜は伊勢河崎のすてきな蔵を改造したバーで飲んだ。

1月30日

2010年3月11日 木曜日

伊勢市で観光のシンポジウムに出る前に、前から気になっていた答志島に行く。鳥羽から30分ほど。ここは寝や子制度がまだ残る島なのだ。家の長男は家で夕食を食べた後、近くの人望のある家にいって、同年代の仲間と泊まる。一種の若衆宿だが、余り色っぽいはなしはない。世話になったいえの主人夫婦は親も同然、仲間は兄弟同然、一生助け合うと言う。

1月25日

2010年3月11日 木曜日

芸大の元倉真琴先生、料理研究家の高橋広子先生、民俗研究家の結城登美雄さんと知り合いが関わっている縁で山形県朝日町にいく。雪の中だがうつくしい町である。役場の前に元倉さん設計のすっきりした創遊館がたつ。 ギャラリー、エコミュージアム、図書館、工房、そして小振りなホールまでおさめた建物で、役場を建て直すより、住民のための建物を立派に造ったことにまず感動を覚える。丸森よりずっと人口の少ない町なのにな。
夜は地元の食材を使った宴、ずいきやこんにゃくがおいしいこと。面白い人がいっぱいいる。町長の家が唯一と言ってよい旅館でその蔵座敷に泊めてもらった。翌日、りんご温泉に入り、朝日町の無添加ワインとハムやベーコンを買って帰途に。

1月24日

2010年3月11日 木曜日

仙台文学館最後の講座。昼は米原真理展にあわせてレシピが作られたボルシチをいただき、「女三人のシベリア鉄道」を語る言いはずみになった。米原さんは一度しかお目にかからなかったがまっすぐな方だった。頼りにしていただけに早世がくやしい。
シベリア鉄道の本、地味ながらじわじわと売れ、ただ今4刷。出版不況の中で編集者共々うれしい。4回の講義の打ち上げに駅そばのすし勘にて。

1月21日

2010年3月11日 木曜日

丸森。河北新報の連載が終わったので、一族の方がご苦労さん会を開いてくれた。角田の友禅にて。ここはハトコの息子さんがやっているのだが大変こった、そしておいしい懐石料理がでた。結納や法事にはありがたい店である。連載にはいろいろ書き間違いもあり、恐縮。わが祖先は朝4時頃、二番どりがなくと起きて、農作業に打ち込んだと言う。小作の方達がお米をおさめにくると、前庭に戸板で卓を作り、煮しめや酒でもてなしたと言う。それに比べて子孫の私の怠惰さよ。

1月17日

2010年3月11日 木曜日

谷根千新年会。六本木のもつ鍋「開戦前夜」にて。谷根千草創期の座付き絵師だった川原史敬さんの経営する店。月曜日は彼の釣った魚も出ると言うなかなかおいしい店です。