近代文学館で自作を朗読する。それを永久保存するんだって、あなおそろし。ご一緒した小林信彦さんも夏石番矢さんも目を痛めたというのに撮影のためライト強く参る。そのうえギャラリーまでいるなかで朗読するのだから、神経が参る。渋谷で花山先生、そのあとバジリコの足立恵美ちゃんと、ついフランス料理、おいしかった。
‘くまのかたこと’ カテゴリーのアーカイブ
5月9日
2009年5月9日 土曜日5がつ3、4、5
2009年5月5日 火曜日谷根千の子供たちが終巻を記念して、なつかしの足助に招待してくれた。西村農園民宿も丸八養魚場も元気。みんなたのしそうなれど、頭痛がして宴会の途中で中座。さいきん突然ダメになる。ヤマサキが私に説教するのがハラが立つ。かえりはリュックサックを地下鉄に忘れるとさんざん。
5月2日
2009年5月2日 土曜日夜、安田邸で往来堂のオイリさんの企画でサンドさんと対談。笈入さんて漢字が難しいから、サンドさんはメールにoilyさんと書いてきて楽しかったが、本人が知ったらおこるかな。きわめてさっぱりした方なので。畳の席で、すぐ前に人がいて、下から見上げられるような感じで話すのはなんともやりにくい。終わってから谷根千でみなさんに丸森から盛ってきた野菜で山菜鍋をふるまった。ほうろうの宮地さんたちも来てくれた。それにしても宮地さんがあの「しこたま世界を知る会」の早大生だったとは! 若いころシベリア鉄道に乗ったのは知っていたけれど。それにほうろうの開店いわいにヤマサキがカムイ伝のそろいをあげちゃったんだって? 谷根千の終巻の理由もわかるなー。
4月24日
2009年4月24日 金曜日秋田県の仕事がはいったので、真理ちゃんと白石でまちあわせ、鳴子で昼食、4時頃、秋田の小安温泉につく。渓谷に間欠泉があり、スゴイながめだった。温泉のPR冊子にエッセイを書く仕事。ひろっこ、ほんな、など知らない山菜がでる。フキノトウ味噌のことを当地ではバッケ味噌というらしい。
翌日,帰りがけ秋宮の稲住温泉に寄り、白井晟一が浮雲と名付けた建物を見る。昭和3、40年頃のモダニズムがそのままに残っており、石原裕次郎と浅丘ルリ子がでてきそうだ。こんなすがれた宿もいいのに。そこから丸森。小屋で読んだ本「未完の女」「リリアンヘルマンの生涯」入澤さんの「東北からの思考」。であったのが一回きり、もう入澤美時さんはこの世からいなくなってしまった。でも本を読んで、こういう人は生きて行くのがつらいだろうと思った。
4月23日
2009年4月23日 木曜日夜、かつてのオズマPRで先輩だった油井文江さんの依頼で、中小企業診断士の方達にお話しする。油井さんが新しいしごとを広げていることに驚き、この仕事のことも知らなかったので新鮮だった。聞いてくださった中にお茶の水の先輩がひとり、日暮里の平塚春造さんのお孫さんがひとりいた。
4月22日
2009年4月22日 水曜日谷中の詩人岸田衿子さんのところへ行く。髪の毛を三つ編みにしてらした。話が面白すぎて何時も長くなる。衿子さんて、どうしてこんな普通のことをあんなに面白くはなせるのだろう?最近、谷中のあるお家に、ほこりのかぶった絵が出てきて長谷川利行らしいとテレビのお宝探偵団に出したら3000万円の評価額だったとか。ろばさんが何度も紅茶やコーヒーを入れてくれる。
4月19日
2009年4月19日 日曜日2時より日暮里のエキュートで「女三人のシベリア鉄道」のサイン会。駅中の人が行きすぎる中でサインなど恥ずかしいことこの上ない。最近往来堂も自分の本が並んでいてはずかしい。ぎゃくに岩波ブックサービスセンターなど最新刊すらないのでかなしい。売ってくださるんだからありがたいと思わなくては。リブロの菊池さんは谷根千を最初に池袋西武店に持って行ったときの担当者。ちっともかわらない。吉村昭さんのお嬢さんもリブロにいらしたことがあり、初期のころ、谷根千に葉書を下さった。日暮里駅店は吉村昭先生の本も山積み。そういえば最近、河出から「時代の声、史料の声」という吉村さんの対談集が出たのだが、私との対談もはいっていて懐かしい。その日、今日はおわったらモリさんを銀座のバーにでもお連れしようと思っていたんだがな、急に不祝儀があって残念だと黒い背広の吉村さんがおっしゃったのを覚えている。
4月16日
2009年4月16日 木曜日やっと冷蔵庫が来る。冷蔵庫がない間、乾麺やへそ大根や凍み豆腐や昆布で食いつなぐ。サバイバル生活みたいで面白し。
4月15日
2009年4月15日 水曜日一日中ぐずぐずして、夕方、読売の丸山さん、水島さんと荒木町でいっぱい。楽しいのみ仲間だが、今日は二次会まで行く元気なし。
4月14日
2009年4月14日 火曜日ロンドンから帰って以来のかぜが抜けず、来日中の森島瑶子さんとなかなか逢えない。きょうは中学時代のともだち太田君の紹介で日暮里在住の建築家吉池さんピアニスト小形さんご夫婦に会う。すっかりご馳走になってしまった。太田君は石油会社に勤めていたころ、なぜかキャビアをお土産にくれた。そのころはアラビアから帰るのにアラスカ経由だったのである。今は中東協力センターにいるようで、アラブの王様を連れておいでよ、谷根千を案内してあげるなんて、ノーテンキなことを言ってしまった。