4月19日

2時より日暮里のエキュートで「女三人のシベリア鉄道」のサイン会。駅中の人が行きすぎる中でサインなど恥ずかしいことこの上ない。最近往来堂も自分の本が並んでいてはずかしい。ぎゃくに岩波ブックサービスセンターなど最新刊すらないのでかなしい。売ってくださるんだからありがたいと思わなくては。リブロの菊池さんは谷根千を最初に池袋西武店に持って行ったときの担当者。ちっともかわらない。吉村昭さんのお嬢さんもリブロにいらしたことがあり、初期のころ、谷根千に葉書を下さった。日暮里駅店は吉村昭先生の本も山積み。そういえば最近、河出から「時代の声、史料の声」という吉村さんの対談集が出たのだが、私との対談もはいっていて懐かしい。その日、今日はおわったらモリさんを銀座のバーにでもお連れしようと思っていたんだがな、急に不祝儀があって残念だと黒い背広の吉村さんがおっしゃったのを覚えている。