4月24日

秋田県の仕事がはいったので、真理ちゃんと白石でまちあわせ、鳴子で昼食、4時頃、秋田の小安温泉につく。渓谷に間欠泉があり、スゴイながめだった。温泉のPR冊子にエッセイを書く仕事。ひろっこ、ほんな、など知らない山菜がでる。フキノトウ味噌のことを当地ではバッケ味噌というらしい。
翌日,帰りがけ秋宮の稲住温泉に寄り、白井晟一が浮雲と名付けた建物を見る。昭和3、40年頃のモダニズムがそのままに残っており、石原裕次郎と浅丘ルリ子がでてきそうだ。こんなすがれた宿もいいのに。そこから丸森。小屋で読んだ本「未完の女」「リリアンヘルマンの生涯」入澤さんの「東北からの思考」。であったのが一回きり、もう入澤美時さんはこの世からいなくなってしまった。でも本を読んで、こういう人は生きて行くのがつらいだろうと思った。