2月15日

朝のうち、チェンマイでもっとも良心的で安い象のファームに行く。私は三度目だが付き合いで乗る。昼はおいしいカレー麺カオソーイを食べる、山のこどもたちが麓の学校に通うためにダイエーさんが作ったメタム寮に行く。最初に来た時よりずいぶん立派になった。日本大使館がみすぼらしい寮の建物を建て直してくれ、70人ほどの子供たちのベッドは埼玉県の浦和のロータリーが寄付してくれた。それからいよいよトラックの荷台で山に上る。チェンマイにいる日本人のおばあさんとカメラマン志望の若い女性が一緒に乗ってきた。ほかにも山へ帰る人とか、うるさいこと言わずに載せてしまう。こういう排除しない精神はすき。夕方、私が世界でやねせんの次に好きなバーン・ロチョウの村へつき、ダイえさんのお姉さんのご飯を食べる。槙のかまどひとつでこんなにおいしいのは野菜と肉に力があるからなのだ。調味料は塩しかない。あとはガピという塩入とうがらしを少し入れると抜群の味になる。