朝から牧場に行き、馬と遊ぶ。日本医大の学生や、障害を持つタイの学校の子供達と馬を使ったレッスン。馬に乗らないで、糞を集めたり、ブラッシングをしたり、餌をやったりするだけだが、だんだん馬の気持ちになって、心も落ち着いていく。馬は敏感な生き物で、あまり見つめてはいけないらしい。「目を見て話せ」というけど、これは相手次第だ。目をそらすこと、目を落とすこと、はにかむこと、も大事だ。
お昼には日本医大の学長さんたちと食事、すでに半世紀、アジアの大学との交流を続けてこられたという。学長は千駄木一丁目一番地の大学のトップで、私の本も読んでおられた。他の先生方も、気さくでやさしそうな感じの人ばかりで好印象。学生たちはまあ上品でや刺しそうな人たちという印象だが、一人精悍な感じの男子がいる。
夜もまた、大学同士の交流レセプションに混ぜていただいて高級タイ料理をいただいたが、私はやっぱり屋台飯の方がうまいと思う。ご馳走になったのにすみません。