7月26日 フランソワと土曜日

20年前、鶴見俊輔さんに「戦前に森さんみたいなことをしていた人ですよ」と京都で「土曜日」という反ファシズム人民戦線の楽しい雑誌を出していた斎藤雷太郎のことを書くように勧められて取材していたのだが、なかなか連載媒体もないので進まず。「暗い時代の人々」に一章書いた。今頃になって、集めた資料や鶴見さんへのインタビューなどがゴッソリ出てきた。これはもう一回書きなおさねばならぬ。最初に本にしたいと言ってくれた「かもがわ出版」の三井編集長が東京に来られるというので、なん年ぶりかで会うことに。これも神保町「笑酒」。三井さんは偶然にも、我がはとこの夫君でもある。