12月21日

四手井綱英先生がなくなられ、お宅に一つも先生の声や映像がないとのこと
で、夫人から前に私のインタビューした番組を欲しいとあちこちの出版社へ私
あての手紙がきた。それから大変。NHKは著作権があって番組のDVDなど
外へ出すわけにはいかないという。先生あってこそ成り立っている番組で、
それを見せてお金を取るのでもないし、ただ記念として遺族が欲しがっていると
言うことをわかってもらうことはできなかった。すべての出演者がそんなことをいっ
てきても対応できないというのである。
NHKは出演者には著作権を放棄するようにいい、視聴者のお金でつくった
番組を高額で売り、またはオンデマンド視聴からもお金を取り、子会社は
天下り先になっていて、しかももうけているし、なんだか納得できない。
私が子会社である放送出版協会に缶詰になってテキストを書いた時なんか、
豪華保養所に一週間に4人しか来なかった。なのに、管理人夫婦は何もせず、
ベッドメイキングも、庭の草むしりもパートをよんでやらせていた。さらに私の
泊まった部屋は執筆室、寝室,居間、台所、トイレ、資料室の付いたもの
すごい広い部屋で、バカラのグラスとか輪島塗とか何客分もあって、聞けば
前の社長が家族や接待で愛用したとのことだった。みなさまのNHKがたくさんの
子会社を持っていたり、コネ入社が多いというのはメディア界では有名なことだ。