9月24日

泊まったホテルは安宿だが清潔で、雨が上がった後のきらきらした光。最高。9時にちゃんとむかえに来た。しかしそこからコロンボを通ってシンハラジャの世界遺産の森までがたいへん。途中で山本先生の大学院に今度入るパビットラさんをピックアップ。ついたのが1時過ぎでそこからジープに乗り換え、またがたごと1時間するとゲート、数学の学校の生徒がたくさんいて、女性とはみんな長い髪の毛。そこからジープでゴトゴト道を上がり、そこからまたに2時間ほど森を歩いた。昼は車の中、夕食を終えベントータビーチホテル(バワ設計)についたのは9時頃。
パビさんと私は同室になった。お父さん、お母さんは小さなブティック経営、弟と妹のいる28歳。
彼女はキャンディのよい大学を出て、木材会社に勤めた。スリランカは発展途上国。女性は大学に50パーセント以上いるがだいたい、家庭に入ってしまう。日本語はまったくできない。
しかし夜、必要な10くらいの言葉を教えると、直ぐに覚えた。ありがとう、今日は、おはよう、さようなら、ごめんなさい、どうぞ、大丈夫、いくら? 高い、安い。でも日本は値切らないで現金正価で買う事、と教える。
28歳にしては堂々としているし、あまり怖じけずに、でも親切に私の写真を撮ってくれようとしたり、部屋では邪魔したという自覚があるのか、隅っこが好きなの、とエクストラベッドで寝たり、紅茶やコーヒーを入れてくれたり気を使う。
大学は全国に3つしかなく、行くのは5パーセントくらい。つまり彼女はとても優秀なのだ。