11月3日

湯田温泉の宿を出て、酒田経由、海際を北上、象潟、本庄を過ぎて八郎潟まで。越後から米作りに応募して干拓地に入植した時21歳だった涌井徹さんという元気で前向きな農家にあう。入植したときが減反政策が始まるときで絶望して自殺した仲間もいた。政府と戦って自分の土地に米をつくる権利を訴えてきて、裁判を起こして勝った。でも生活が成り立たない農業では産業にはならない。いま機械を使って年商45億の売り上げがある。とても楽しくてとっても儲かる農業があったらみんなやるか、と聞くと子どもたちはやりたいという。村に一軒しかない宿が喫煙室がほとんどで禁煙室がないのに驚く、モール温泉はよかったのだけど。