7月30日

東京駅の保存の歴史を書いたパンフレットが出るというので、その内容を見て驚く。

「雑司ヶ谷のご婦人方」ががんばって残したということになっていて、最初から参加していた私たち谷根千のグループのことが書いていない。気にされた事務局から別個加筆してくださいと連絡が来た。山崎にも転送。「先生が書くとそれがホントになるからね。パンフを作った功労はまゆちゃん、そして協力がサンドさんとひろちゃん。わたしにとっては三盛社とのやり取り、校正と配達の思い出、そして一番は装丁です。ヤマサキカズオのデザインの中でいちばん好きだ。全ページのレイアウトを家でやっていたのを思い出します。表紙に使った石板画の色に苦労しました。2色刷りの傑作です」

山崎の夫一夫さんが狭いアパートのテーブルで働いていた姿や、サンドさんと東京駅頭で英語の署名を集めたことや、前田好治さんに切り絵をお願いして、サンドさんと赤いクリスマスカードをつくった日々のことがフラッシュバックされた。