1月8日

仙台の東北工業大学で授業。この大学のデザイン工学学科はフィールドをちゃんと持って、なかなか楽しい。オリンピックの年に郵政互助会が設立したというだけあって、電気系の学科が強い。なるほどそれで八木山の電波塔の近くにあるのかな? たくさんの市民も授業を聴きにきてくれた。岩波新書『震災日録』で読んでいただいたので、被災地を見た話を中心にしたけど、東北でこの話をするのは釈迦に説法みたいだなあ。
気仙大工の研究で著名な図書館長・高橋恒夫先生が招いてくださったのだった。授業のあと宮城光信学長も来てくださって、仙台のそばやで懇親会。学長、お飲みにならないのに恐縮です。大学に呼ばれて学長がもてなしてくださったのは、長崎総合科学大以来だ。暖かいものを感じる。私の仙台のママ、高橋廣子さんと次女の建築家高橋直子さんも来てくれた。料理研究家廣子先生は普通の話をしてもなんだかおかしい。話術としかいいようがない。