11月10日 女でもいちばんを目指したい?

市民運動を始めてしまうと予期せぬことが多く起こり、不眠と胃痛になる。それは予期していた。私の書いた「女たちはいちばんをのぞまない」という詩は「いちばんをつくろう」という日本スポーツ振興センターの新国立競技場デザインコンクールのメッセージを逆手に取ってつくった物で、本歌を知らないといろんな誤解を生むらしい。「おじいさんもいちばんをのぞまない」とフランスの友人がユーモアで答えてくれたが、中には「男を排除する物だ」とか「女でもいちばんを目指したい」という人もいる。

インターネットで見るとザハもいろんなことをいわれているな。「アンビルドの女王」とか「ザハトルテ」まで。岡目八目の人はいいなあ。

今日は小石川の村川邸を拝見。村川堅固と村川健太郎という二人の西洋古代史学者の家で、明治末の建築。現当主夫妻が丁寧に守っておられるが、相続税や維持費をおもうと、こういう邸宅が残ることの難しさをつくづく考えてしまう。我孫子や鵠沼の別荘の方を手放して、本宅の維持につぎ込んでおられるということに頭が下がった我孫子の村川邸は公開され、鵠沼の方は公園になっているという。