3月8日

夕方まで仕事。角田の面川さんのおいしいお米がきたので、母と弟に届けにいく。それからS邸でディナー。きょうはモンゴル人の院生が来てみんなで内モンゴルの暮しを聞く。父母は町で仕事をして、自分は大草原のゲルで祖父母に育てられた。ゲルは二時間で組み立てられ、冬は暖かく夏は涼しい。4歳から馬に乗れた。小学校は5キロ馬を駆けて通った。その馬と別れるのがつらくて高校を抜け出して帰ったら父親に殴られた。でも今では私有権が発達してみんな鉄条網などで土地をかこい出し、馬で草原を縦横無尽に走れない。内モンゴルはモンゴル語を縱に書く。外モンゴルはキリル文字を横に使う。中国語は大学に入るのには必要、話せるようになったのは日本に来て中国人と付き合ったから。内モンゴルの町は漢人が多く住んでいる。内モンゴル、モンゴル、ロシアの一部にモンゴル人はいて全部で800万人くらいかな。帰って教師になりたい、とのこと。映画を見るような話だった。