2月11日

今回は遺跡を守れというアピールなのだけど住民のことを考えないわけにはいかない。60年間ダム計画に振り回されて来た住民。もう亡くなったり、移転した方も多く、残っているのは4分の1、あらためて「国民を幸せにしないことばかりやっている国家」に怒りが湧く。もちろん「あしたの会」は住民の生活再建法を掲げてはいるのだが。だからこそこんなことにならないように、各都県でもずっと裁判をして来た住民がいるのだが。「八ッ場住民がかわいそう」だから正しい意見を表明してはいけない、「アピールするなら住民に責任をとれ」みたいないい方はおかしい。住民をこんなことに追い込んだのは誰なのか、責任をとるべきなのは国と県と長野原町だ。
だれかが「勝てない運動に関わるばかはいない」と言っていたが、そうなのかな。最後の悪あがきになるのかな。いや、勝てなくてもやらなくちゃ、おかしいと思ったら。目をつぶると岸田衿子さんと田中正造が浮かぶようになった。