2月1-4日 粟島行き

新潟の絶海の孤島、粟島にタラの鍋とタラの刺身をお誘いにより食べにいく。
たらの白子、ギンパ草、岩のり、ソイの刺身、フグのぬか漬け、ホッケの煮物といった珍味もたくさんいただいた。酒は〆張鶴。塩野恵をうけて作られた葱やジャガイモがおいしい。なによりおばあさん、おじいさんたちが本当に働き者で、寒風吹きすさぶ中、岩のりをすのこの上に広げ干すのに夢中。これらも売れば高く売れると思うのに、それをせず、遠くに住む子どもや民宿のお客さんに送ってあげているというのが商品経済前の贈答の世界である。とにかくさぶい。島に一つの温泉であったまる。3日の朝出るはずのフェリーは思った通り欠航。でも12時半に出航したので予定通り、瀬波温泉に泊まって、新多久でお食事をして温泉につかってのんびり、帰りは新潟で15年ぶりくらいに新潟絵屋の大倉宏さんに再会して砂丘館を見学。日銀の支店長宅で福島と二つだけ残っている。すごい家である。日銀の支店長の権力や思うべし。