急ぎの仕事、このところ毎日やって目がつぶれそう。3時半からジャズ喫茶・映画館で『デモクラシーナウ』の映像をいくつも見る。アメリカの市民メディアで、エイミー・グッドマンというラジオ出身のジャーナリストが1996年に始めた市民メディア。全米700のテレビ局で配信されているし、日本語版も見られる。責任者の中野真紀子さんも来てくれた。TPPについて、富裕層について、スペインの貧困層の住宅占拠について、アメリカでこんな番組が作られていることに驚く。
TPPは貿易協定の衣を着た企業による世界支配の道具 | Democracy Now!
私たちはすぐ『アメリカの野望』とか『アメリカの意向』という言葉を使うが、これはホワイトハウスなり、ペンタゴンなり、その背後にいるユダヤマネーなりの野望や意向であって、アメリカ民衆は別のことを考えている。彼等はウォール街の占拠(オキュパイ)運動もした。日本では職を得られず、貧困に留まる若者をはじめとする層が、このような運動に向かわない、のはどうしてなのだろうか? 番組ではノーベル経済学賞をとったスティーグリッツが、この10年、アメリカの中間層も没落した。1パーセントの金持ちの税率を上げろ、いや脱税をやめさせるだけで十分だ、とわかりやすい議論を展開していた。
ジョセフ・スティグリッツ:『世界の99%を貧困にする経済』 | Democracy Now!