12月4日

巣鴨地蔵通りで選挙の応援演説。生まれて二度目。しかし3分ばかりの話をすると頭ガンガン、耳はじんじん、めまいする。みつ豆を食べて帰り家で休む。選挙はやっぱり高みの見物に限る。脱原発のためにしかたないことだが、宇都宮健児さんは私の話をうなづきながら聞いてくれた。謙虚な人柄とおもう。愛媛県だからやわらかいかんじで、断定的な物言いをしないが。彼の選挙ポスターは自然な笑みがこぼれているが、有力対抗馬の写真はなんだか厚化粧みたいだ。
谷中の酒井さんの家で日本料理を作る。油揚の湯がき、あく掬いなど家では手を抜くこともちゃんとやり、家ではまず使わない、砂糖、みりんも入れると味にまろやかさと照りが出て、たいへんおいしかった。生ガキ、揚げ出し豆腐、那須の田楽、ふろふき大根、豆乳の肉じゃが、お吸い物、トリと牛房の炊き込みご飯、そして鶴寿や桃林堂のお菓子でたくさんお茶をいただいた。料理名人はまた来週は海外出張とか。
「脱原発だけでいいのに。あれもやります、これもやります、といっても財源はあるのかしら」。フランス人建築家は「東京オリンピックをやってもいいのに。ロンドンとおなじく、福祉とエコを売りにして、東京の街を修復(町づくろい)するように誘導すればいいチャンスなのに」という意見ももっとも。ナショナリズムや国威発揚でないオリンピックならやってもいいかもな。