11月7日 石巻

今回はみんな忙しそうだし、仙台日帰りにしようかと思ったが、熊谷さんに「くるんでしょ」と念押しされてしまったので朝の新幹線で。松島の駅で大内さんが待っていてくれた。米農家の大内さんは移転や年を取って耕作しない農家が増えたためなんと20町歩も作付けしたそうだ。「無農薬のひとめぼれが今年はうまくいった。おいしいです。そのうち5町歩は塩害でだめでした。塩害処理した水に塩が入っていた。宮城県は漁業の復興ばかり言って農業は見捨てられている気がする」
沿岸部はコンクリートの礎石も見えなくなり、草原、荒れ地に戻っている「ここにも町並みがあったんだよ」と言われてもわからない。元気を出して先に自費で再建した人が行政の建築規制に怒っている「今頃そんなことを言われたって」。沿岸でもお金のある人は仙台や盛岡に移ったとか。そのために都市部の地価はあがっているとも聞いた。