9月22日 高崎

高崎で八ッ場ダムの中止を求める集会に出席。
八ッ場ダムのために県が緊急調査をすると、下から江戸時代の遺構がでて来たと言う。
しかも天明の浅間山の噴火の時によって泥流が流れ、埋もれた村だという。どうにかダムをやめて川原湯温泉付近を日本のポンペイとして整備できないか?
集会では、いままで文化財という格調高い側面に気付かなかった、と何人もの人はいったが、文化財=格調高い、というのは何かの間違いだ。文化財は身近にあるもので、みんなで守るべきものだ。シンポにでるためにすこし調べて、浅間山の火砕流でなくなった人がけっこういるのに気付いた。また浅間山のせいなのか、アイスランドの火山の噴火のせいか、この年は世界的な不作で、日本でも大変な数の人が餓死したが、この不作はフランス革命の遠因になったとも言われているそうで、天変地異と経済、政治の関係が興味深い。天明のころは地震に津波、火山の噴火、飢餓、大火事、流行病と息つく間もなく、戦後、私など58年を事故もなく、おだやかに過ごして来たことが奇跡のように思われる。これからあるのかな?