9月5日

朝、井戸のあと、記念碑を見る。大山さんはサトウキビ畑の裏、しゃがんで土を耕していた。
波照間さんのおくさん、今日は皆石垣にゲートボール大会に行っている。昨日の福地さんが資料を持ってきてくれた模様。波照間島の宿を取るのを忘れていた。あちこちかけてやっと一軒とれた。航路快適、客多し。上陸して「レンタカーはありませんか」といっても「もうないよ」とつれない。もう貸し手市場という感じ。クーラーはただだが、朝食だけついて7000円。高いな。
あちこちに波照間飛行場を再開を、と看板が立つ。たくさんの赤瓦の家。町並み保存もできなくなない。でも制度にのらず、このくらいの方が気が抜けていい。

家中さんと勝連さんの話を聞きに行く。じんそつ、というのは尋常高等小学校卒業のことらしい。石垣で兵隊をした事、議員を何期もやった話など。家中さん帰る。
商店で元学芸大の小谷部先生にばったり。どうしてここに、と手を取り合ってしまう。
この店のシャーベットがおいしい。西表を見晴らす要塞で会った女の子がゲストハウス「なみ」をおしえてくれる。戻って予約、7時半に刺身と豆腐が出るそうだ。「あやふぁみみ」でスーチカ定食とビールそして島野菜のピクルスを食べる。本棚によしもとばなな、田口ランディがたくさん並んでいる。夕食後に西の浜へ向かい、きれいな海で泳いで、夕日を見て帰った。

夜、おでんやへいく。店の中はまぶしい。てびちと卵をたのんだら「青菜も入れましょうね」という、この応対がうれしい。旦那さんは役場を辞めてこの商売を開いたばかり。奥さんの実家は石垣でおでんや、前の街灯は塾に行く子どものために付けた、と一人旅の私に親切に話しかけてくれる。でも波照間に塾があるとは。2階のベランダにふく風が気持ちよい。