8月30日 竹富島の12日

漱石の仕事もすべて終わり晴れ晴れとした気持ちで羽田に向かう。
10時半のANAは満席。那覇空港でソーキソバを食べる。石垣3時着、竹富への船は3時半。昨年来、島の人々のはなしを聞きに三回目。
松竹荘のお婿さん、迎えにきてくれる。奥の6畳、静かなり。シャワー、トイレ付き。
狩俣恵一さんのところへいく。厳父の名がぴったりな正三郎さんは「ご先祖さまも3日で帰ってもらわんとな、大変だ」と冗談をいう。

お盆のご馳走、お刺身、たこ、ジューシー、おつゆなどいただく。
アンガマーの1軒目は内盛荘。2軒目はいんのたの大山家。祐一さんが1日だけ帰ってきている。おばあたちは「踊り、むかしはあんなじゃなかった」「伸子棒は獅子舞からきている。もっと腰を落とし、ぐっと棒を突き出さなくちゃいけない」と目を細めながらも口は厳しい。それからいんのた新田さん。
石垣では家の中で踊るが、竹富は庭で踊るからいいねえ。
夜の集落の話題は町長選。有力候補は西表に役場をうつすといっている。こりゃ一大事だ。石垣にいまはあって便利なのに。石垣在住の職員もいる。離島間のフェリーもない。ムーヤマヤーヤマの神がなんというか、など侃々諤々。