8月23日 芝居を観に埼玉へ

映像蜷川演出によるオールメール、すべて男が演ずるシェクスピア『トロイラスとクレシダ』を見に行く。松岡和子による翻訳は例によってすばらしい。舞台装置と衣装はなんだか既視感がある。トロイラスの山本裕典はがんばっているのはわかるが、あいかわらずセリフが聞き取れない。クレシダの月川悠貴は声が低いのはともかく、ちっとも恋の情熱が伝わってこない。あとの俳優もシャウトしすぎ、たかお鷹と小野武彦のベテラン二人が印象に残った。まあ美しい青年たちを見に行ったようなものだけど。